ベルギーとカメラ

FUJIFILM X100F とともにベルギーに滞在してます。

カメラ初心者が半年間X100Fを使ってみた感想。

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 X100F f/21/15ISO 640

 

 こんにちは、Umon ( @umon_naiki )です。

 

私はついこの間までスマホで写真を撮っていたんですが、2017年の5月に高級コンデジというジャンルに分類されるFUJIFILMX100Fを購入しました。

 

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FUJIFILM X100F

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出典:全員、X100Fを買うべき。 | COLA BLOG

 

とにかく最初に見た時の印象が、かっこいい。でした

 

  • F値は2.0
  • 単焦点、35mm換算で35mmの画角
  • APS-Cサイズのセンサー

 

細かいスペックの説明は省いて、半年間使ってみた感想です。

 

カメラ初心者がX100Fを使ってみた感想

 

 

もともと2012年からInstagramにアップする写真はiPhone 3GSで撮っていて、一時期NikonCoolPix S9300を使用していましたが(18倍望遠ズームGPSがついてた。)

ほとんど写真は歴代のiPhoneで撮っていました。

 

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 iPhone4S

 

 機動性

 
今までほとんどカメラを持ち歩くことがなかった人が、こんなに大きなコンデジを持ち運ぶのか。と思っていましたが、結果としては最近は毎日持ち歩いています
 
 
多分、ネオ一眼とか一眼レフになると持ち運ばないと思うんですよ。
 
 
X100Fはポケットに入れるにはちょっと大きいけれど、いつものリュックに忍ばせておくくらいなら全く苦にはなりません
 
 

 ちょっと友達とカフェに、なんて時も被写体に身構えられることのない大きさのカメラなのに、一眼にも遜色ないくらいの写真が撮れます。

 

 

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 X100F f/2.81/60ISO 200  

 

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X100F f/2.81/15ISO 320  

 

f:id:Ananas9693:20171203092526j:plainX100F f/21/400ISO 100  

 

 

操作性

 

操作性で言うと、AFポイントを動かすフォーカスレバー、軍艦部の上にあるISO/シャッタースピードのダイヤル、絞りを調整する絞りリングはどれもファインダーをのぞきながらでも迷うことなく操作できるし、ファンクションボタンが7つもあって自分の好きな機能を割り当てることができます。 

 

 

 最近カメラにはもう慣れてきたと思って、友達のNikon一眼レフを使ってみたら操作性が違いすぎて訳が分からなくなりました。。  

 

 

たぶん逆もしかりで、FUJIFILMユーザー以外が使うと最初は戸惑うと思いますが、X100Fはわかりやすい物理ボタンがついているのですぐ慣れると思います

 

 

長らくフィルムを作ってきた富士フイルムならではの、フィルムシミュレーションというものもあります。

 

デジタルカメラで撮影するならば、とりあえずRAWという人は多いかもしれない。
RAWの持つフレキシビリティは確かに写真撮影をするにおいて、大きな魅力である。しかし、あなたがFUJIFILMのカメラを使うならば、その常識はちょっと横においといてもいいかもしれない。
もしかすると、あなたが使っているカメラの実力の半分を捨てている可能性もある。

 引用元:Film Simulationの世界#1 | Xストーリー | FUJIFILM X

 

FUJIFILMが、フィルムシミュレーションを使っていなければカメラの実力を半分捨てている可能性もある。とまで言ってしまう、これはいったい何なのでしょうか。

 

 

フィルムシミュレーションとは

 

FUJIFILMのカメラ内に搭載されている機能で、フィルムカメラ時代のロールフィルムを取り替える感覚で設定できます。

カラーリバーサルフィルムを再現した「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」や、プロ用ネガフィルムを再現した「PRO Neg.Std」「PRO Neg.Hi」などなど、さらにモノクロモードにも多彩な設定が用意されています。

引用元:http://reco-photo.com/fujifilm-classic-chrome-miyajima

 

フィルムシミュレーションは写真にかけるエフェクトのようなものです。

 

しかしこのフィルムシミュレーションは単なるエフェクトではなく、フィルムの味を再現しているものなのでわざとらしくなく、とても自然で美しいです。

 

私は今までのコンデジのエフェクトがInstagramのフィルターなら、フィルムシミュレーションはVSCOのフィルターだと思います。

 

 

 

フィルムシミュレーションには7つ種類があり、それぞれ富士フイルムが実際に販売していたフィルムの名前がつけられています。

 

それぞれのフィルムシミュレーションは次のチャートのような特徴があります。

※ACROSはモノクロなのでここには含まれていません。

 

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出典:http://fujifilm-x.com/jp/x-stories/the-world-of-film-simulation-episode-1/

 

 

この中でも私が一番頻繁に使用するのは、Classic Chromeです。

 

 

Classic Chromeは、発色を抑え暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現をしてくれるフィルムシミュレーションで、これを使って撮影することで、すごく落ち着いた柔らかい雰囲気の写真が撮れます。

 

 

 Classic Chrome

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X100F f/21/30ISO 400  Classic Chrome
 
 
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X100F f/101/2ISO 200    Classic Chrome
 
 
 
ACROSでは味のある白黒写真を撮影することができます。
 
 ACROS

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X100F f/21/4000ISO 100

 

 

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X100F f/2.81/15ISO 500

 

 

 X100Fには、「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」というものも搭載されています。 

 

 アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーとは

 

アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーというのは、ファインダー光学デジタル、または両方に切り替えることができるシステムです。

 

 

こんなシステムが搭載されてはいるんですが、私はほぼ電子ビューファインダーしか使っていません

 

 

電子ビューファインダーだと、フィルムシミュレーションの色味を乗せた状態で被写体を確認できるし、明るさもホワイトバランスも、見て判断できます。

 

FUJIFILMのカメラはスルー画を常に確認できるミラーレス構造をとっている。
写す前から、シャッターを切る前から”Velviaの世界”、”ASTIAの世界”で見ることが出来る。自分が見ているそのシーンを、”Photography”という完成形をにしたときにどうなるのか?それをリアルタイムで確認できるかどうかは重要だ。

引用元:http://fujifilm-x.com/jp/x-stories/the-world-of-film-simulation-episode-1/

 

というように、フィルムシミュレーションの世界を今この目の前の光景に当てはめてみるとどうなるのか、というのがファインダーを覗くだけで確認することができるというのは大変便利です。

 

最初に欲しかった機能のズームは残念ながらありませんでしたが、それもあまり問題にならないほどに素晴らしいです。

 コンバージョンレンズ

でもポートレートなどではズームがあれば、と思うこともありますよね。

そんな人向けにX100シリーズ専用テレコンバージョンレンズもあります。 

あるんですが、高いです。。。。  

 

 だんだんと値段は下がってはきているんですが3万円弱くらいします。         

 

FUJIFILM X100用テレコンバージョンレンズ シルバー TCL-X100S II

FUJIFILM X100用テレコンバージョンレンズ シルバー TCL-X100S II

 

 

 

 

最後に、、

 

  X100Fを使ってみて、今までのコンデジに対する考えは変わりました。最近のスマホの画質が良くなってる以上に最近のコンデジはすごいです。

 下手にセンサーサイズの小さいミラーレスを買うよりも少し頑張って高級コンデジというジャンルにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

 

私の写真の編集方法についてはこちらで書いています。

無料スマホアプリで簡単にできるので、是非参考にしていただければと思います。

ananas.hatenablog.com

 

 Instagramはこちら。

www.instagram.com

 

FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S

FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S

 

 

おまけに、、、、

 

去年までのコンデジに対する私のイメージ 

 

もともと私のコンデジに対するイメージは、

 

  1. 最近のスマホは5年前と比べると画質が格段に良くなったから、一昔前の、いわゆるコンデジなんていらない。
  2. もしコンデジが必要だとすればスマホではカバーできないズーム夜の撮影に強いものだけ。

 

というものでした。

 

そんな私がエントリー機ミラーレスよりも高級コンデジを、と思い候補として真っ先に挙げたのがこの3つ。

 

 

 

・・・・・

 

FUJIFILM X100Fが入ってないじゃないか。と思った方、そうなんです。

 

 

最初はX100Fは候補には入っていなかったんですが、この三つでものすごく悩んでいた時にX100Fを知ってしまい他に目がいかなくなってしまいました。

 

 

スマホがカバーできないポイントとして、ここからは上記4つのカメラを、F値ズームセンサーサイズと+αに絞って少し説明をしていきます。

 

 

候補として挙げたデジカメのスペック

 

               Panasonic LUMIX LX9

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出典:http://panasonic.jp/dc/compact/lx9/

 

LUMIX LX9の売りは何といってもF値1.4という、とても明るいLeicaのレンズですね。

  • F1.4-11(W端)、F2.8-11(T端)
  • 24-72mm
  • 1.0型センサー

 

 

他に特質すべき点といえば写真撮影後にピントの調節ができるフォーカスセレクト、4k動画対応。上に180度のチルト液晶も搭載、というところでしょうか。

 

 

 

 

               Canon PowerShot G7 X

f:id:Ananas9693:20171203040059j:plain出典:https://thegadgetflow.com/portfolio/canon-powershot-g7x-mark-ii/

CanonのG7XはLUMIX LX9には劣りますが、F値1.8の明るいレンズです。

  • F1.8-2.8
  • 24-100mm
  • 1.0型センサー

 

 

他にも、優れた好感度性能をもち(ISO3200くらいまでは許容範囲のようです)、

下側45度、上側180度のチルト液晶コントローラーリング二段ダイヤル搭載で小さくて機動性操作性に長けていると思います。

 

5軸手振れ補正もあるので、動画撮影時夜間の撮影にも向いているかと思います。

 

また、ラバー素材によるグリップのホールド性の良さがほかの方のレビューで目立ちました。

 

 

               FUJIFILM X70

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出典:https://www.casualphotophile.com/2017/03/10/fujifilm-x70-mirrorless-camera-review/

 

 FUJIFILM X70の特徴はミドルクラスの一眼レフとおなじセンサーサイズである、

APS-Cサイズのセンサーを搭載していることです。

 

  • F値2.8
  • 単焦点なのでズームはできず、28mm固定
  • APS-C

 

こちらも上に180度のチルト液晶搭載です。

 

 

 

 

ここまで3つを比較してみた私の感想が、

「明るさで見るならPanasonic LUMIX DMC-LX9

 かなあ。でもFUJIFILM X70の見た目がかっこいい。それに、APS-Cサイズのセンサーと2.0のF値があればかなりいいボケ味が楽しめるはず、、、」

 

という感じでした。

 

 

でも悩んでいるうちにX100Fの存在を知ってしまい、そのカッコよさにほかのカメラは霞んでしまいました。

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