X100Fでのインタビュー写真
こんにちは、Umon (@umon_naiki) です。
今回私の知り合いの、びよんど(@helahelao)のインタビュー記事を撮る機会があり、画角が35mmからクロップで50mm、70mmまでと限定された趣味のカメラと言われるX100Fでどのようなインタビュー写真が撮れるのかという挑戦の意味も込めて同行させていただきました。今あるもので、ということで今回フラッシュは使用していません。
私自身、少し前からポートレートの練習を始めていたのですが今回かなり急なオファーだったのでインタビュー写真については前日に詰め込み、付け焼刃で挑みました。
今回三人の方へのインタビューがあり、写真をインタビュー記事以外に使ってもいいという許可をいただいたので実際に撮った写真を挙げながらお話していきたいと思います。
正直、35ミリ換算35ミリのレンズでインタビュー写真を撮るとかなり被写体に近寄らないといけないので、話の流れなどかなり気を使わないと寄りの写真はインタビューの邪魔になります。ここにきて50mmのテレコンバージョンレンズを買っていなかったことが悔やまれます。
インタビュー写真を撮るにあたって意識した点
インタビュー写真の撮り方について言及された記事を読んでとにかく自分が意識してしたことといえば、インタビューを受けている人の身振り手振りが大きい時を狙って撮る、そしてできるだけ多くの角度から撮る、という二点でした。
(顔の下にボトルが映り込んでしまいました。こうならないために、被写体の手前や後ろのオブジェクトにも気を使いましょう。)
一つ目
一つ目の身振り手振りについては、インタビュアーとインタビュイー(インタビューを受けている人)の話の流れを理解して、話が盛り上がるポイントをつかんでおかないと難しかったです。
二つ目
二つ目のポイントである角度については、これはもう自分がインタビュイーの周りをぐるぐる回ってひたすら写真を撮っていくしかありません。(インタビューの邪魔にならないように)
実際に撮影を終えて、やっておけばよかったと思うこと
3日間にわたる撮影を終えて もっとこうしておけばよかったと思ったことは、もっとインタビュイーについての知識をつけておく、ということです。
これは撮影の方法や技術などには関係のない話ですし、自分がインタビューをするわけではないから必要ないだろう、と思っていましたが、インタビュイーについて知っておくことでインタビュー時間外に話を聞いてみたり質問してみることができます。
写真には取り手と被写体との距離感、つまりここでは私とインタビュイーの距離感が顕著に現れます。少しでもその人について知識があれば、その人についての話をしてもっと距離を縮めることができたでしょう。そして、それによってもっと柔らかい表情や、その人の自然体に近い状態を写真に収めることができたのではないか、と思います。
インタビュー写真を今後撮る予定は無いですが、何かこのコンパクトカメラでも参考になるようなインタビュー写真の撮り方のアドバイスがありましたら、ぜひコメントの方によろしくお願いします。
Instagramもよろしくお願いします。
カメラ初心者がX100Fを買って、2年目に思うこと。
こんにちは、Umon ( @umon_naiki )です。
以前、カメラ初心者が半年間X100Fを使ってみた感想。 という記事を公開してから1年半くらい経ちました。なので今回は、X100Fを2年間使ってみた感想をここに残しておこうと思います。
目次:
このページをご覧の方は、きっと2年前に発売されたX100Fについての基本的なスペックはご存知かと思います。(ご存じない方はこちらにどうぞ↓)
このカメラはよく、撮り手を成長させるカメラ、と言われます。それは、X100Fが写真を撮るのに必要十分な機能のみを持ち合わせたカメラだからだと思います。これはまた、このカメラが趣味のカメラと形容される所以でもあります。
しかし、必要十分な機能のみ、ということで同価格帯のものにあってX100Fにないものがたくさんあるかと思います。それらの機能について、また自分がこのカメラを使っていて成長したと思う点について書き残しておきます。
ないけれど、なくてもいいもの
1.手振れ補正
X100Fには手振れ補正の機能がありません。暗所や夜景の撮影の際、30分の1秒のシャッタースピードを下回ると、三脚なしにはきっちり撮影することはほぼ不可能です。
なくてもいい、は言い過ぎですし、あるに越したことはないですがX100FはISOの常用範囲がほかのものよりもかなり広いと思うので、ISOを上げることで多少はカバーできます。
手振れ補正がないということは、その分自分がしっかりとした姿勢でカメラを構えて手振れを軽減する努力を求められます。
そのおかげか、カメラをしっかり固定して構える姿勢が自然と身につきました。
X100Fの暗所性能についてはこちらの記事をどうぞ。
対して、手振れ補正があり、同価格帯のものではRICOH GRⅢがあります。こちらのカメラは2019年3月に発売されたばかりなので2017年発売のX100Fと比較するのは少し酷ですが、GRⅢではシャッタースピード1秒でも手振れなしに撮影することができるようです。
出典:リコーGRIIIとLUMIX S1が会場では大人気。CP+2019の記事まとめ #CPPLUS | ギズモード・ジャパン
GR公式サイト内のブログで手振れ補正について紹介されていました。
実際に撮影された写真も、S.S、F値、ISO付きで紹介されているので気になる方は覗いてみてください。
GR IIIに搭載している手振れ補正はセンサーシフトタイプと言うもの。
磁石の力で撮像素子を動かすことで、角度ぶれと回転ぶれ、3軸方向の補正に対応します。補正効果はシャッター速度換算で4段(CIPA基準)です。
GR IIIレビュー 手振れ補正 (あらいた) | GR official | リコー公式コミュニティサイト
2.ズーム機能がない
X100Fにはズーム機能もありません。単焦点レンズです。2種類のコンバージョンレンズが発売されていますが、着脱に手間がかかるためちょっとズームしたい、あるいは、ちょっとズームアウトしたいなどという要望にこたえるための商品ではありません。
このカメラでズームしたければ自分の足で近づいて、ズームアウトしたければそれも自分の足で下がります。(圧縮効果を狙いたければ下の写真のように高画質で撮影してクロップしましょう。)
私は購入から1年ほどはコンバージョンレンズを付けずに35ミリの画角で撮影していました。そのようにずっと同じ画角でファインダーを覗き、写真を撮り続けているとカメラを構える前から目の前の景色がどこまでフレームに収まるのかが自然と見えてくるようになります。
ちなみに現在は50ミリの画角が好きで、ほとんどいつもテレコンをつけて使っています。テレコンレンズをつけると折角のコンパクトさは損なわれるし、重くもなります。体感的には単焦点レンズを付けたX-T2くらいの重量で、重さのバランス的にそれよりも持ちにくいです。しかし、レンズの明るさが全く損なわれないのはうれしいポイントです。
なくて、不便なもの
1.モニター可動式ではない
最近高確率でミラーレスカメラやコンパクトデジカメにも搭載されている可動式モニタですが、こちらは搭載されていません。可動式でない分コンパクトなのかもしれませんが、これは単純に不便です、、 でも、搭載することでもう少し分厚くなってしまうなら正直なくてもいいかもしれません。
2.瞳AFがない
あれば便利ですよね、、、 特にポートレートをよく撮る人にとってはあってほしいものです。瞳AFがコンデジに搭載されていることは稀ですが、SONY Cyber-shot DSC-RX100M6にはあります。コンデジ以外の分野でもソニーの瞳AF技術はすごいですよね。
コメントにてご指摘いただきました。X100Fには瞳AFは搭載されております。
最後に、
もちろん私は、こんなに機能が少なくてX100Fはなんて使いづらいカメラだろう。なんて言いたいわけではありません。ここまで機能を絞っている分 使い手が頭を使って対応する必要があるため、使い手の思った設定をすぐにカメラに反映させることができるとても使いやすいハードを有しています。
出典:FUJIFILM X100F : 製品の特長 | 富士フイルム
このように機能が少なく、マニュアルで直感的に使いやすいハードであることが使い手を成長させるカメラと言われる理由だと思います。そして、私は確かに2年間このカメラを愛用してきたおかげでカメラのスキルは成長したと感じています。
そして、2年たった今でも軍艦部のダイヤルを回したときのカチッという音にも飽きていませんし、解放付近での癖の強いボケ味ももう敵ではありません。
もしもX100Fを買うか迷っている方でこの記事を読んでくださっている方がいるのであれば、私は強くお勧めします。
もちろんこのコンパクトさの裏では、すべてのシチュエーションに対応できるほどの機能は省かれており、どこでも不足なく頼れるカメラではないかもしれません。
しかし、必要十分な機能のみが備わっているということは過不足がないということではないでしょうか。このカメラを買って後悔することはないと思います。
最後に、私が今回紹介したカメラ、X100Fで撮影した写真を何枚か貼っておきますのでぜひご覧になっていってください。(このページの写真はすべてJPEG撮って出しの後、Lightroomで調整しています)
Instagramもよろしくお願いします。
フィルムカメラという選択。CONTAX T
こんにちは、Umon (@umon_naiki) です。
最近、Instagramではあまりギラギラした写真を目にすることがなくなってきましたね。それに変わり、彩度が低く、色温度の少し高めな冷たい雰囲気の写真が増えてきたように思います。
わたしも例にもれず、近頃は専ら淡くてしっとりした写真が好きです。
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写ルンです
実は私は1年前に友達の影響で写ルンですにハマり、ベルギーにも持っていっていました。何枚か貼ってみます。
Kodak
ベルギーに持っていった写ルンですを撮り終えたころ、すぐに撮影データを見られないワクワクと、"ベルギー生活×使い捨てカメラ" という奇妙な組み合わせにときめいてすぐに現地でKodakの使い捨てカメラを購入しました。こちらも何枚か貼ってみます。
なんとなく、写ルンですの方が淡い写真に見えますよね。Kodakが油絵なら、写ルンですは水彩画でしょうか。これは好みのはなしなので私が優劣をつける問題ではないですが、私は写ルンですの方が好きです。
CONTAX T
話は変わって私事ですが、今年の6月末に日本に帰国しました。留学中ずっと頭を離れなかった、フィルムカメラへの羨望の気持ちを胸に祖母の家を訪ねると、なんと物置の隅の箱の中には状態の良いCONTAX Tが佇んでいました。私のフィルムカメラライフの始まりです。
少しスペックにも触れておくと、このKYOCERA製のCONTAX TというカメラにはCarl ZeissのF2.8という明るい38mmの単焦点レンズが搭載されています。38mm単焦点という点においては私の愛機、FUJIFILM X100Fとほとんど同じだったので画角に関しては戸惑うことはありませんでした。
CONTAX Tがそうさせるのか、はたまたフィルムの仕業か、CONTAX Tで撮ったフィルムの写真は独特の淡さを纏っています。しかしCONTAX Tでは慢性的にフィルム送りの空回りが発生するようで、この上の写真も下の写真も半分次の写真の木漏れ日が映り込んでいますが、それすらこれらの写真の淡い雰囲気に拍車を掛けているようです。
図らずして多重露光となった写真は本来ならば失敗写真ですが、それを失敗と思うか素敵と思うかは撮った人次第です。
この写真、なんと驚きの3重露光です。最近はもはや現像してもらった写真を確認するときの楽しみの一つにもなっています。
しかし、ここぞというときに空回りしたり光漏れするのでは困るので、先日新しくCONTAX T VSを中古で購入しました。まだ一本目のフィルムを撮り切っていないので現像できていませんが、何本か現像できたころにVSのレビューも書こうかと思います。
私たちがフィルムカメラという選択をするとき、身の回りがデジタルで埋め尽くされたこの時代にフィルムというオアシスを求めているのかもしれません。
彩度とコントラストのコテコテな写真では私の気持ちは落ち着きませんし、写真の見たままの情報以上のストーリーが入ってくる余地がありません。
なにか被写体の心境を想像させるような淡くてしっとりした写真には、心の深いところをやさしくえぐっていくような、そんな力があります。そんな写真は、ただただ鮮やかな写真と違ってゆっくり眺めていたいですよね。
わたしの好きな写真家である濱田英明さんも言っていたように、SNS上での写真はほんの数秒だけ見られては消費されていきます。写真の世界においても現代は、大量消費の時代になっているように思います。
しかし、この時代の中にあっても再びこのような写真が日の目を浴びているというのはとても喜ばしいことではないでしょうか。
私は最近、デジタルの写真をフィルム風に現像することにもはまっています。でも、そのお話は、また別の機会に、、、、
MuseCamとVSCO
こんにちはUmon (@umon_naiki)です。
突然ですが、私が好きなフォトグラファーは保井崇志さん(@_tuck4)です。
保井崇志さんについて
私がこの方の写真が好きな理由として、同じ富士フイルムを使っていて影の表現が素晴らしいからです。それと、もう一つ挙げるとしたら現像の色合いです。現像方法に関してはこのサイトで本人が種明かししています。
私の写真の編集方法について
私は平成生まれなので銀塩カメラには馴染みがありませんが、2017年の5月にこのカメラを購入してから、自分なりに、フィルム感のある、保井崇志さんの真似ではなく自分の写真の色を見つけようと色んな編集をしてみました。最近はスマホの無料アプリのMuseCamとVSCOに落ち着いています。
MuseCamというアプリをご存知でしょうか。
もしこれらの写真の色を好きなら、あなたはMuseCamやVSCOを使ってみるべきです。
ちなみにこれらの写真はMuseCamのMC08とVSCOのhb1、またはhb2のフィルターを組み合わせて作っています。
流れとしては、このオリジナルに、
1:MuseCamのMC08フィルターをのせる。(濃さについては調整しています)
「
2:VSCOのHB1フィルターをのせる。こちらも写真によって濃さは調節しています)
3つを並べてみるとこのような感じです。
VSCOのフィルターについてはこちらの記事で詳しく書かれているのでもっと詳しく知りたい方は是非こちらも見てみてください。
最後に、、、
わたしにとっては今のところ、この二つのフィルターを組み合わせるのがベストですが、みなさんにとっては違うかもしれません。ぜひこの二つのアプリにお好みの色があるかどうか探してみてください。
最後に保井崇志さんのひとことをどうぞ。
ただコピーするだけでは面白くないので、ご自身のトーンを追求してみてください。もちろんFUJIFILMの色のままでも十分美しいですし、VSCO filmを使う使わないは人それぞれだと思いますよ。
FUJIFILMとVSCO filmのコラボレーション | RECO
X100Fについての初心者目線からのレビューはこちらからご覧になれます。
X100Fでの夜景についてはこちらから。
Instagramもやってますので是非フォローしてください。
X100Fの夜景のはなし。
こんにちは、 Umon (@umon_naiki )です。
FUJIFILM X100Fを購入してから早9ヶ月が経ちました。
デジカメを持ってきて良かったと思うシチュエーションといえば、夜景ですよね。
今回は去年購入したカメラグッズの紹介と、FUJIFILM X100Fの購入を迷われている方、また私のようなカメラ初心者の方にX100Fでどんな夜景が撮れるのかという参考にしていただいたり、助けになればと思い夜景のはなしをすることにしました。
夜景に関しての記事だけを読みたい方は下の目次から飛んでください。
ちょうど年末年始の休みの間に6か国をめぐる機会があったので、三脚とリモートレリーズを買い足して出かけてきました。
購入した三脚はJOBYのゴリラポッド、ハイブリッドです。
三脚として地面に設置するのはもちろん、木や街灯、手すりなどにも固定することができるので大変便利です。
また、この旅行の為ではないのですがpeak Designのカメラバッグとネックストラップ、ハンドストラップを新調しました。
このpeak designのカメラグッズの使い勝手がかなり良かったので紹介しておきます。
peak design
カメラバッグ
出典:The Field Pouch Accessory Bag | Peak Design
このカメラバッグはカメラを収納するメインポケットのほかに、5つの収納スペースがあります。夜の撮影をしに行くときは特に持っていくものが多いので便利です。
下の写真のようにカバンにつけているネックストラップを外すと、カメラをリュックなどに入れる際のインナーバッグにすることもできます。
※ネックストラップは別売りです。
普段から入れている予備バッテリと予備のメモリーカード、ハンドストラップ、レンズフード、NDフィルタに加えて、リモートレリーズを入れる余裕もあります。
↑これ全部とカメラが入ります。
※ゴリラポッドはこのようにカバンの側面に通して持ち歩いています。
このバッグについて詳しく書いている方がいたのでもっと詳しく知りたい方はぜひこちらも見てみてください。
ネックストラップ
出典: Leash Ultralight Camera Strap | Peak Design
このネックストラップは金属部分を引っ張ることによって片手で即座にストラップの長さを伸ばし、撮影姿勢までもっていくことができます。
ハンドストラップ
出典: Cuff - Camera Straps - Product
このハンドストラップはカメラから外した際に、本体に内蔵されている磁石でぶらぶらさせることなく手首に巻き付けておくことができます。
首からかけるタイプのストラップはファインダーをのぞく際に邪魔になるし、三脚につけて長時間露光をするときにもかなり撮影の邪魔になってしまうので着脱が簡単で、ネックストラップとの付け替えも可能なハンドストラップとして購入しました。
下の写真のように、かなり簡単に着脱できるうえに見た目もスマートなのでかなりお勧めです。
出典: Cuff - Camera Straps - Product
X100Fの夜景のはなし。
X100Fには先日発売されたX-H1のような手振れ補正機能はついていませんので暗いところをノイズを抑えつつ明るく撮ろうとしたり、揺れる水面を滑らかに映したい時などはどうしてもシャッタースピードが長くなりブレやすくなってしまいます。なので下のような写真の場合、三脚は必須です。
ちなみにですがX100Fは本体のシャッタースピードの設定だけでは30秒以上の長時間露光ができません。それ以上開きたい方はリモートレリーズを購入する必要があります。安いものなら1000円以下で購入できます。わたしもこれを使っていますが今のところ不便はないです。
SHOOT RR-90 レリーズ ケーブル AFロック機能付コードリモートシャッター for 富士フィルム X-E2 X-T1 X-A1 X-M1 X-Q1 X-T20 Finepix S1 カメラ
- 出版社/メーカー: SHOOT
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
でも、夜の写真すべてを長時間露光で撮らなければいけないわけでもないですよね。
X100FではどのくらいのISO感度でノイズが目立ち始めるんでしょうか。
ISO感度とノイズ
ISO640くらいではノイズはまだまだ出てきません。
ISO1250でも拡大するとそれなりに粒子感は出ているものの、まだノイズは目立っていませんね。
JPEG撮って出しです。
張り切って4000まで上げてみましょう。
さすがにそれなりのノイズがのってきましたね。
拡大するとかなり細部の解像度が落ちています。
しかしISO4000まで上げても見るに堪えないようなノイズが出ないのは、夜を撮る相棒としては心強いものです。(手振れ補正があればもっとシャッタースピードを長くしてISO感度を下げられるんですけどね、、)
こちらもJPEG撮って出しです。
私の感覚ではだいたいISO2500から4000の間でじわじわとノイズが出始め、6400以降は使いたくない、といったところです。
RAW撮影について
6か国をめぐりながら夜景を撮ってきて感じたのは、FUJIFILMの色は素晴らしいけれど、個人的には夜景はRAWの方がいいということです。
色云々というよりも、日中はナチュラルな写真を、夜はどこの色を強く出したいか、どこの光を抑えてどこの光を強調させるか、など。
でもやっぱりあまり不自然になりすぎないように、実際に自分がその場で自分の目で見ているような、その情景を思い出したときに頭に浮かんでくる色というものにできるだけ近づけたいと思っています。
まだLightroomを使い始めたところなのであまり使いこなせていないですが、ほかの方のブログなどを参考にしながら手探りで使っています。
長時間露光
もちろん長時間露光も忘れてはいけません。
長時間露光の魅力というのは、私にとっては、目には見えないものを写すことができるというところにあります。
この写真は糸でつながれた銀色のバルーンがふわふわと漂っているところを10秒で写したものです。何気なく試してみた一枚がとても神秘的になりました。JPEG撮って出しです。
長時間露光についてはこちらの記事を参考にしました。
X100Fについての初心者目線からのレビューはこちらからご覧になれます。
私の写真の編集についてはこちらで書いています。
無料スマホアプリで簡単にできるので、是非参考にしていただければと思います。
Instagramもやってますので是非フォローしてください。
中東欧周遊---準備編 ユーレイルについて
こんにちは、Umon (@umon_naiki)です。
大学の冬期休暇を利用して中東欧の国、ドイツ、チェコ、ハンガリー、オーストリア、イタリアを巡る列車の旅をしてきました。今回はその旅の準備編と題してユーレイルについて書いています。
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このブログに乗せている写真はすべて、FUJIFILM X100Fで撮影したものです。これから買おうとしている方や迷っている方、持っている方も作例として参考にして頂けると光栄です。
わたしもカメラを買ってから早8か月が経ちましたが、使い方に関してはまだまだ学んでいる途中です。
中東欧周遊、準備編
2週間にわたって中東欧をめぐるにあたって私が選んだ移動手段は、鉄道です。
一定期間ヨーロッパの鉄道が乗り放題になる、ユーレイルパスを購入しました。
ユーレイルパスについて
ユーレイル、と調べていただければわかるとは思いますが、このユーレイルパスというものにはいくつか種類があり、私は15日間の連続使用パスを期間限定割引価格で購入しました。割引の有無などで価格は変わってきますが、私の場合は312€でした。
また、このチケットを購入すればすべての列車が乗り放題というわけではなく、フランス国鉄のSNCF、イタリア国鉄のTrenitalia、各国の寝台列車などは予約が必要です。これは予約サイトで見なければ値段はわからないのですが、私の場合、例えばザルツブルクからヴェネツィアまでの寝台列車の予約料(予約手数料込)は148€でした。普通の列車であれば、例えばケルンからハンブルクまでの列車の予約料は12€でした。
このユーレイルパスの使い方は簡単です。あらかじめ最寄りの駅でパスの使い始めの日を伝えて有効にしてもらい、自分のパスポート番号を記入します。
乗る電車が決まれば列車のチケットコントロールが来る前に逐次、パスカバーの所定の場所にその列車の発車する日付、曜日、時間、発着駅を記入します。チケットコントロールが来たら、チケットとパスポートを提示します。この時に予約が必要な列車の場合、予約券の提示を求められます。
ちなみにこのチケット、車掌さんによりけりですがパスポートのチェックをしないことが多いのでスラれたりしないようにしましょう。私はamazonフランスでお腹に巻くタイプのセキュリティポーチを購入しました。
カメラ初心者が半年間X100Fを使ってみた感想。
X100F f/21/15ISO 640
こんにちは、Umon ( @umon_naiki )です。
私はついこの間までスマホで写真を撮っていたんですが、2017年の5月に高級コンデジというジャンルに分類されるFUJIFILMのX100Fを購入しました。
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- FUJIFILM X100F
- カメラ初心者がX100Fを使ってみた感想
- アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーとは
- コンバージョンレンズ
- 最後に、、
- おまけに、、、、
- 去年までのコンデジに対する私のイメージ
- 候補として挙げたデジカメのスペック
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FUJIFILM X100F
とにかく最初に見た時の印象が、かっこいい。でした
- F値は2.0
- 単焦点、35mm換算で35mmの画角
- APS-Cサイズのセンサー
細かいスペックの説明は省いて、半年間使ってみた感想です。
カメラ初心者がX100Fを使ってみた感想
もともと2012年からInstagramにアップする写真はiPhone 3GSで撮っていて、一時期NikonのCoolPix S9300を使用していましたが(18倍の望遠ズームとGPSがついてた。)
ほとんど写真は歴代のiPhoneで撮っていました。
iPhone4S
機動性
ちょっと友達とカフェに、なんて時も被写体に身構えられることのない大きさのカメラなのに、一眼にも遜色ないくらいの写真が撮れます。
X100F f/2.81/60ISO 200
X100F f/2.81/15ISO 320
X100F f/21/400ISO 100
操作性
操作性で言うと、AFポイントを動かすフォーカスレバー、軍艦部の上にあるISO/シャッタースピードのダイヤル、絞りを調整する絞りリングはどれもファインダーをのぞきながらでも迷うことなく操作できるし、ファンクションボタンが7つもあって自分の好きな機能を割り当てることができます。
最近カメラにはもう慣れてきたと思って、友達のNikonの一眼レフを使ってみたら操作性が違いすぎて訳が分からなくなりました。。
たぶん逆もしかりで、FUJIFILMユーザー以外が使うと最初は戸惑うと思いますが、X100Fはわかりやすい物理ボタンがついているのですぐ慣れると思います。
長らくフィルムを作ってきた富士フイルムならではの、フィルムシミュレーションというものもあります。
デジタルカメラで撮影するならば、とりあえずRAWという人は多いかもしれない。
RAWの持つフレキシビリティは確かに写真撮影をするにおいて、大きな魅力である。しかし、あなたがFUJIFILMのカメラを使うならば、その常識はちょっと横においといてもいいかもしれない。
もしかすると、あなたが使っているカメラの実力の半分を捨てている可能性もある。
FUJIFILMが、フィルムシミュレーションを使っていなければカメラの実力を半分捨てている可能性もある。とまで言ってしまう、これはいったい何なのでしょうか。
フィルムシミュレーションとは
FUJIFILMのカメラ内に搭載されている機能で、フィルムカメラ時代のロールフィルムを取り替える感覚で設定できます。
カラーリバーサルフィルムを再現した「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」や、プロ用ネガフィルムを再現した「PRO Neg.Std」「PRO Neg.Hi」などなど、さらにモノクロモードにも多彩な設定が用意されています。
フィルムシミュレーションは写真にかけるエフェクトのようなものです。
しかしこのフィルムシミュレーションは単なるエフェクトではなく、フィルムの味を再現しているものなのでわざとらしくなく、とても自然で美しいです。
私は今までのコンデジのエフェクトがInstagramのフィルターなら、フィルムシミュレーションはVSCOのフィルターだと思います。
フィルムシミュレーションには7つ種類があり、それぞれ富士フイルムが実際に販売していたフィルムの名前がつけられています。
それぞれのフィルムシミュレーションは次のチャートのような特徴があります。
※ACROSはモノクロなのでここには含まれていません。
出典:http://fujifilm-x.com/jp/x-stories/the-world-of-film-simulation-episode-1/
この中でも私が一番頻繁に使用するのは、Classic Chromeです。
Classic Chromeは、発色を抑え、暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現をしてくれるフィルムシミュレーションで、これを使って撮影することで、すごく落ち着いた柔らかい雰囲気の写真が撮れます。
Classic Chrome
ACROS
X100F f/21/4000ISO 100
X100F f/2.81/15ISO 500
X100Fには、「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」というものも搭載されています。
アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーとは
アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーというのは、ファインダーを光学、デジタル、または両方に切り替えることができるシステムです。
こんなシステムが搭載されてはいるんですが、私はほぼ電子ビューファインダーしか使っていません。
電子ビューファインダーだと、フィルムシミュレーションの色味を乗せた状態で被写体を確認できるし、明るさもホワイトバランスも、見て判断できます。
FUJIFILMのカメラはスルー画を常に確認できるミラーレス構造をとっている。
写す前から、シャッターを切る前から”Velviaの世界”、”ASTIAの世界”で見ることが出来る。自分が見ているそのシーンを、”Photography”という完成形をにしたときにどうなるのか?それをリアルタイムで確認できるかどうかは重要だ。引用元:http://fujifilm-x.com/jp/x-stories/the-world-of-film-simulation-episode-1/
というように、フィルムシミュレーションの世界を今この目の前の光景に当てはめてみるとどうなるのか、というのがファインダーを覗くだけで確認することができるというのは大変便利です。
最初に欲しかった機能のズームは残念ながらありませんでしたが、それもあまり問題にならないほどに素晴らしいです。
コンバージョンレンズ
でもポートレートなどではズームがあれば、と思うこともありますよね。
そんな人向けにX100シリーズ専用のテレコンバージョンレンズもあります。
あるんですが、高いです。。。。
だんだんと値段は下がってはきているんですが3万円弱くらいします。
FUJIFILM X100用テレコンバージョンレンズ シルバー TCL-X100S II
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: 付属品
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最後に、、
X100Fを使ってみて、今までのコンデジに対する考えは変わりました。最近のスマホの画質が良くなってる以上に最近のコンデジはすごいです。
下手にセンサーサイズの小さいミラーレスを買うよりも少し頑張って高級コンデジというジャンルにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
私の写真の編集方法についてはこちらで書いています。
無料スマホアプリで簡単にできるので、是非参考にしていただければと思います。
Instagramはこちら。
FUJIFILM デジタルカメラ X100F シルバー X100F-S
- 出版社/メーカー: 富士フイルム
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: Camera
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おまけに、、、、
去年までのコンデジに対する私のイメージ
もともと私のコンデジに対するイメージは、
- 最近のスマホは5年前と比べると画質が格段に良くなったから、一昔前の、いわゆるコンデジなんていらない。
- もしコンデジが必要だとすればスマホではカバーできないズーム、夜の撮影に強いものだけ。
というものでした。
そんな私がエントリー機のミラーレスよりも高級コンデジを、と思い候補として真っ先に挙げたのがこの3つ。
・・・・・
FUJIFILM X100Fが入ってないじゃないか。と思った方、そうなんです。
最初はX100Fは候補には入っていなかったんですが、この三つでものすごく悩んでいた時にX100Fを知ってしまい他に目がいかなくなってしまいました。
スマホがカバーできないポイントとして、ここからは上記4つのカメラを、F値、ズーム、センサーサイズと+αに絞って少し説明をしていきます。
候補として挙げたデジカメのスペック
Panasonic LUMIX LX9
出典:http://panasonic.jp/dc/compact/lx9/
LUMIX LX9の売りは何といってもF値1.4という、とても明るいLeicaのレンズですね。
- F1.4-11(W端)、F2.8-11(T端)
- 24-72mm
- 1.0型センサー
他に特質すべき点といえば写真撮影後にピントの調節ができるフォーカスセレクト、4k動画対応。上に180度のチルト液晶も搭載、というところでしょうか。
Canon PowerShot G7 X
出典:https://thegadgetflow.com/portfolio/canon-powershot-g7x-mark-ii/
CanonのG7XはLUMIX LX9には劣りますが、F値1.8の明るいレンズです。
- F1.8-2.8
- 24-100mm
- 1.0型センサー
他にも、優れた好感度性能をもち(ISO3200くらいまでは許容範囲のようです)、
下側45度、上側180度のチルト液晶、コントローラーリング、二段ダイヤル搭載で小さくて機動性、操作性に長けていると思います。
5軸手振れ補正もあるので、動画撮影時や夜間の撮影にも向いているかと思います。
また、ラバー素材によるグリップのホールド性の良さがほかの方のレビューで目立ちました。
FUJIFILM X70
出典:https://www.casualphotophile.com/2017/03/10/fujifilm-x70-mirrorless-camera-review/
FUJIFILM X70の特徴はミドルクラスの一眼レフとおなじセンサーサイズである、
APS-Cサイズのセンサーを搭載していることです。
- F値2.8。
- 単焦点なのでズームはできず、28mm固定。
- APS-C
こちらも上に180度のチルト液晶搭載です。
ここまで3つを比較してみた私の感想が、
「明るさで見るならPanasonic LUMIX DMC-LX9
かなあ。でもFUJIFILM X70の見た目がかっこいい。それに、APS-Cサイズのセンサーと2.0のF値があればかなりいいボケ味が楽しめるはず、、、」
という感じでした。
でも悩んでいるうちにX100Fの存在を知ってしまい、そのカッコよさにほかのカメラは霞んでしまいました。